今週のモンゴル

2021年9月17日から19日間に渡り、本祭りが開催されました。

今回で30回目を迎えました。
本好きにはたまらない本の一大イベントで、会場は市の中心スフバートル広場です。

期間中およそ40000名の来場があり、 約100出版社、300作家が参加しました。
今年の本祭りは「民族文化とモンゴルの縦文字を守りましょう」がテーマで、モンゴル民族の珍しい史上本や文化書籍などを見ることもできる特別な開催となりました。

モンゴルの市内にはキリル文字の表記がたくさん見られます。

【ном】これはキリル文字で、【本】という意味です。発音としては【ノム】が近いでしょうか。
このキリル文字はロシア語の文字なのです。モンゴルには美しい書体の縦文字モンゴル文字があります。
歴史の中で、使うことを禁じられキリル文字の表記となった経緯があります。

モンゴル語の発音と意味は残っているけれど、文字はロシア文字。
日本語で例えていうと、日本語をローマ字表記しているという感じです。

モンゴル語にはモンゴル文字があるのだから、モンゴルの文化を立て直そうというのが最近の機運です。
いまは小学校などでもモンゴル文字を教えるようになってきています。

ただご高齢の方はキリル文字を修学されているので、急に全部直すわけにもいかないのです。
時間はかかりますが、文化を取り戻し、大切に伝承していくという歴史の流れの中にいるのです。

歴史を伝える文字についても考えることができる今回の本祭りのデーマ。
他にもたくさん、たくさん、たくさん、ありますよ!
【本祭り】は文化を考えるチャンスにもなるイベントです。

**2022年度も開催予定です!

本好きの方にはぜひ見ていただきたいイベントです。
ご希望のかたはエリアトラベルまで・GO/BOOK!

この記事を書いた人

バンブロッシュ

日本在住のサイト管理者。も
美味しいものと楽しいことが大好きな36歳。
コロナ終息後、世界一周することが目標!